カランコローン。
ウェイトレス「いらっしゃいませ、二名様でよろしいですか?」
彼氏「えっ…まぁ、はぁ」
ウェイトレス「禁煙席、喫煙席、ご希望はございますか?」
彼氏「喫煙席で」
いつからだろう、彼氏が私に一言もなしに喫煙席と即ケツするようになったのは…。
彼女「すいません、やっぱり禁煙席で!」
彼氏「あぁんっ!?」
無理ヤリ禁煙席に変えてやった。
ウェイトレス「すいません、只今たいへん混み合っておりまして、少々お時間…」
彼氏「あ〜いや、別々の席でも構わないんで」
ウェイトレス「…は?はぁ」
いつからだろう、彼氏がウェイトレスさんが困るような酷い事をサラッと言うようになったのは…。
彼女「そしたら私優先でお願いしまーす」
彼氏「あぁ〜ん!?」
どんなにウェイトレスさんを困らせたとしても、コイツより後にだけは絶対になりたくない!マジで!!
ウェイトレス「…あっ、あちらのソファー席などいかがでしょう?」
いつからだろう、彼氏とデートしてて、ウェイトレスさんが私の事を憐れみの目で見るようになったのは…。そして、私にソファーを譲らなくなったのは…。
彼女「…」
彼氏「痛って!!にすんだボケェ!」
とりあえずヒールで踏んでおこう。
彼氏「ふぃ〜、あ〜マジちょー疲れたな、マジしんでぇ」
いつからだろう、彼氏がデートの度に愚痴り出したのは…。
彼女「あっもっしーカナエ?アハハハハうっそ素で!?」
彼氏「オゥッ!?」
目の前で電話に出てやった。
彼氏「俺これ頼むから、オメェこれ頼んどけよ、あ〜後ドリンクバーな!ちょっと便所いってくんからよ」
いつからだろう、彼氏が私の注文まで決めるようになったのは…。そして、席に着いて真っ先にトイレに行くようになったのは…。
ウェイトレス「繰り返します、ドリンクバー2つとサーロインステーキとドリアですね?」
彼女「はい」
奴には一番安い料理がお似合いだ。
彼氏「いやぁ、便所マジくっせぇの、ぜってぇ先に入ってたオヤジでっけぇ方だったよ」
いつからだろう、彼氏が場をわきまえない会話をするようになったのは…。ってゆーか、アンタだってデッカイ方だったくせに!
彼氏「ってか何で俺の料理がドリアなんだっつー話しだよ!!」
安い料理は来るのも早い。
彼氏「っつーか、テメェ何で俺が便所いってる間にドリンクバー取ってこねぇんだよ!」
いつからだろう、彼氏がドリンクバーに行かなくなったのは…。
彼女「…」
彼氏「な…なんだよぉ…」
奴は案外にらまれると弱い。
彼氏「おぅコラ、テメェ舐めてんのか?俺が何でクーなんだよ、オメェ何年俺と付き合ってんだって話だよ?コラ」
いつからだろう、彼氏=(イコール)コーラになったのは…。ってゆーかアンタと付き合ってまだ半年だっつーの!
彼氏「まっず!!」
コーヒーと爽健美茶を混ぜてみた。色で気付かないのがコイツらしいな。
彼氏「あ〜、マジ何かおもしれぇ事ねえかなぁ?…おっコイツが穴ふさいでやがったか!!」
いつからだろう、彼氏が私の前で平気で鼻くそをほじるようになったのは…。
彼氏「痛って!毛まで抜けちった!!」
彼女「…」
これは普通に情けない。
彼氏「ふぃ〜、良し、メシも食ったし帰んべ」
いつからだろう、私とのデートがファミレスで食事だけになったのは…。
彼女「もっしーカナエ?うっそもう着いたの!?早いじゃーん」
彼氏「次の予定あるんかい!?」
アンタと違ってあるんだよ!!
ウェイトレス「お会計、4563円になります」
彼氏「あっ、ヤッベ!財布忘れたし!!わりぃここ払っといてくんねぇ?」
いつからだろう、彼氏が私とのデートで財布を持ってこなくなったのは…。
彼女「取ってこい」
彼氏「…は?」
その後、マジで取ってこさせた。
→そんな彼氏が迷走中(1日目)