渋谷ドトール。
カスミ 「ねぇ、もしも自分がもう一人居たらどうする」。
不意にカスミが問い掛けた。カスミはいつも不意に変なことを言いだす。
シロ 「…ドッペルゲンガーってこと?」
カスミ 「う〜ん、まあそれでも良いや。そんな感じ」。
シロ 「別にどうもしねぇべ。興味もねぇし」。
カスミ 「夢のないやつだなあ…。会ってみたいとか思わないの?」
シロ 「会ったってどうだってんだよ?やあ!君、僕と同じ顔だね。ああっ!本当にビックリだ。じゃあね!うんそれじゃあ!…」。
カスミ 「茶化さないで」。
こういう話になると絶対に空気が悪くなる。
お し ま い